福知山市鉄道利用増進協議会は、２８日に三俣在住の鉄道カメラマン、高屋力さんと行くＫＴＲ（北近畿タンゴ鉄道）の旅「わくわくトンネル宮福線の旅」を企画した。旅行主催の日本旅行ＴｉＳ福知山が参加者を募集している。車内で鉄道写真展やトンネルに映像を映す実験もする。

■走行列車からトンネル壁面に映像映す実験も■

　鉄道の魅力をＰＲする新たな取り組みとして、高屋さんから鉄道の世界の話を聞く列車（貸し切り）を走らせることにした。

　車両は通常ダイヤの普通車両に貸し切り車両を増結して運行。午前１０時に福知山駅を出発し、宮津駅に到着後、ホテル丹後で昼食をとり、宮津市のまちなかを散策したあと、みやづ歴史の館で高屋さんから話を聞く。午後３時１０分に福知山へ帰ってくる予定。

　高屋さんは幼いころから鉄道に興味を持ち、鉄道写真の撮影を続けている。現在は営業、商業写真を中心としたフォトスタジオを経営。ライフワークとして叙情的な鉄道風景を表現するため、全国を巡っている。日本写真家協会員、日本鉄道写真作家協会員。

　催しの当日、車内には高屋さんが撮影したＫＴＲ関連の写真を展示。さらに、宮福線はトンネルが多いことから、初めての試みとして車内から北丹鉄道や福知山踊りの動画を、トンネル壁面に映す。

　参加料は昼食付きで３千円。参加希望者は、日本旅行ＴｉＳ福知山＝電話０７７３（２３）８６３１＝へ。定員２０人になり次第締め切る。


写真＝高屋さんが大江山口内宮駅で撮影した写真