福知山市駅南町に新築移転する聖テレジア幼稚園の新園舎と福知山カトリック教会の新聖堂の起工式が、建設予定地で14日に行われた。キリスト教式で祈りを捧げ、2施設が無事に完成することを願った。
京都北カトリック学園(大林栄一理事長)が運営する現在の幼稚園舎は、耐震性が低かったため、新園舎を建て、来年1月中に岡ノ上町から移転する予定。また学園が運営する小さき花幼稚園(報恩寺)も耐震性が低いため、16年度にテレジアに統合する。
新聖堂については、カトリック京都司教区の福知山と報恩寺、綾部の3教会が統合されることから、新園舎に隣接する場所に建てる。来年1月末の完成を目指している。
どちらの建物も鉄筋コンクリート造りで、園舎は一部3階建て延べ床面積約1400平方メートル。聖堂は2階建てで、延べ床面積は約711平方メートル。
敷地の北側に園舎、南側に聖堂を建て、いずれも中央の庭を囲むような円弧型にし、福知山の特徴になっている山々に囲まれた盆地を表現するという。
起工式は、雪が降るあいにくの天気となったが、幼稚園や教会、工事関係者ら約30人が出席。まず聖書や福音の朗読などをした。
このあと司式者を務める京都司教区のパウロ大塚喜直司教が、敷地に聖水をふりかけたりした。設計者や建築主、工事関係者による鍬入れ、結びの祈りなどもあった。
写真=敷地に聖水をふるパウロ大塚司教
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