福知山花火大会事故被害者の会(盛本英靖会長)は15日、事故現場となった由良川音無瀬橋下流の左岸堤防を訪れ、亡くなった人たちの冥福を祈った。
堤防上に設けられた献花台に、会を代表して訪れた塩見幸和、細見義行両副会長が、献花し、手を合わせた。
11月4日の結成当時は6家族だったが、現在は12家族が入会し、被害者同士が連携を深め、情報交換や原因究明などを進めている。
2人は「半年たった今も主催者から、補償の具体的な提示がなく、いらだっている。裁判の判決後が、私たちにとって正念場になる」としている。
■松山市長らも事故現場で焼香■
松山正治福知山市長と奥藤晃市議会議長は15日、由良川左岸河川敷の現場を訪れ、焼香して静かに手を合わせた。
松山市長らは堤防沿いにある献花台ではなく、事故当時に屋台があった河川敷に下りた。
強い風雨の中で焼香して、しばし目を閉じた。松山市長は「きょうでちょうど半年。亡くなった方の冥福を祈り、いまだにやけどで苦しんでおられる方全員の一日も早い回復を祈りたい」と話した。補償や今後の対応については「大会実行委事故対策本部から何らかのアクションがあれば、共催者として市民の理解を得られるようにして、誠意を持って協力したい」とした。
写真=献花後、静かに手を合わせる副会長の2人(15日午前10時過ぎ)
写真=事故現場で手を合わせる松山市長(15日午前9時10分ごろ)
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。