人気の竹田城跡を題材にした写真公募展、第5回朝来市「全国天空の城・竹田城跡」フォトコンテストの入賞者が決まり、優秀作品展が13日から市内の道の駅で始まった。天空の城」としての人気は高く、春の桜、夏の新緑、冬の雪化粧。そして神秘的な眺めを作り出す秋の雲海。幻想的な作品や色彩鮮やかな作品など、様々な「この一枚」が届いた。
今回のフォトコンテストには群馬県から鹿児島県までの140人が211点を寄せた。大賞の市長賞には岡本信二さん(豊岡市)の「セピア色の朝」が選ばれた。審査にあたった写真家の織作峰子さんは「雪に覆われた竹田城に早朝上られた珍しいシーン。薄明かりの中で輝く白銀の竹田城が非常にドラマチックで、なおかつ力強さを表現している」と講評している。
福知山市からは佐古田孝広さん、宮前淳一さんが朝来賞に選ばれた。
優秀作品展は3月2日まで、道の駅フレッシュあさご(岩津)、3月6日から24日まで道の駅但馬のまほろば(山東町大月)、3月27日から5月7日までは、竹田城跡のふもとにある山城の郷(和田山町殿)で開かれる。
■安全対策や石垣修繕開始 フォトコンは最終回に■
竹田城跡は人気が高まりすぎたことで安全対策が必要になり、杭やロープなどが景観をそこねていることから、市はフォトコンテストを今回で最後とした。
様々なテレビ番組に取り上げられ、企業CMにも登場するなど、人気は高まるばかりの竹田城跡。観光客が大幅に増え、安全対策が必要になった。現在は石垣周辺に杭を立て、ロープが張られている。加えて、築城から400年を経た石垣の傷みが、大勢の観光客の立ち入りで進み、修繕が必要になってきた。足場を組んでの作業となり、準備が近日始まる。市によると、今後数年かけての修繕工事になるという。
写真=市長賞の岡本信二さん「セピア色の朝」
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