チアリーディング本場の全米大会「ナショナルダンスチーム・チャンピオンシップ」に、福知山市内と近隣の小中学生ら１６人でつくるクイーンベリーズが日本代表で出場し、ジュニアオールスターポン部門ラージ編成で３位になった。海外初遠征での入賞に、選手たちは大きな自信を手にした。

　チームは、川井千枝さん＝宇治市在住＝が指導するカワイダンスエージェンシーの所属。日本国内大会準優勝などが評価されて、ユナイテッド・スピリット・アソシエーション・ジャパンの推薦を受けて渡米した。

　全米大会はユニバーサル・ダンス・アソシエーションが主催して３０年以上の歴史がある。全米最大規模として知られ、フロリダ洲オーランドにあるディズニーワールドリゾートを会場に、５００チーム、選手７千人以上が参加して開催。クイーンベリーズは、アメリカの精鋭６チームと争った。

　チームの魅力は、無邪気な小学生と、少し大人になった中学生が互いに良さを引き出して、はつらつさと美しさを兼ね備えての息の合った演技。川井さんは「多感な中学生だけでは殻を破れない時がある。そこに元気な小学生が入ることで調和してほしかった。昨春のチーム結成から少しずつ『みんなでうまくなろう』と頑張ってきました。思った通りの成長を遂げてアメリカでも強豪に負けないダンスを見せてくれました」と目を細める。

　選手たちは「すごく緊張したけれど、楽しかった。全米大会３位は自信になった」と喜ぶ。

　次は３月２７日に千葉県での全国大会を控える。目標は「日本一！」と声をそろえた。


写真＝National Dance Championship 2014　3位入賞を喜ぶクイーンベリーズ