福知山市大江町金屋の大江高校(南部正治校長)で中学生を対象にした「弓道教室」が8日に開かれた。市内を中心に12人が参加し、弓を引くときの基本動作「射法八節」を中心に、みっちり基礎を学んだ。
実際に体験することで、弓道に興味を持ってもらおうと、府北部の高校で唯一、弓道部がある大江高が市弓道協会(松本清孝会長)の協力を得て、初めて取り組んだ。
2人の大江高部員が、実際の競技と同じ28メートル先の直径36センチの的を射る近的競技のデモンストレーションをしたあと、中学生たちが3、4メートル離れた的に矢を放つ試し打ちをした。
続いて日本の弓の特徴的な形状や歴史などの説明があり、2グループに分かれて基本動作の練習に移った。
弓道では、動作すべてが「射法八節」に細かく定められており、これに沿って松本会長らが指導し、部員たちがサポート役を務めた。
どの生徒も集中して実践し、構えの姿勢に入る前の「足踏み」や弦を引く「引き分け」といった動き一つひとつを、しっかり頭にたたき込んでいた。南陵中2年の服部爽良さんは「以前から弓道に興味があり、参加しました。思った以上に動作が難しかったです」と話していた。
次回は22日に行い、今回学んだ基本動作をもとに、実際に弓を引くところまで行う予定にしている。
写真=高校生部員たちが指導のサポートをした
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