福知山市正明寺、福知山淑徳高校(山口剛校長、515人)で針供養が7日にあり、授業で使えなくなった縫い針などの道具に感謝の気持ちを表した。1924年に設立された福知山淑徳技芸学舎女学校時代から続く伝統行事。毎年針供養の日の2月8日に実施しているが、ことしは土曜日になるため早めた。
体育館での供養では、舞台に祭壇が設けられ、生徒たちがたくさんの針を刺したコンニャクや包丁などを供え、各学年代表の3人が供養文を朗読した。
3年生でアパレルファッション系列の衣川楓さんは「針には3年間の思い出が詰まっている。裁縫道具を通じてこれまで支えてくれた人の大切さを教えてもらった」と感謝の言葉を述べた。
このあと代表の3年生6人と山口校長が駐車場そばにある針塚に行って手を合わせ、針を刺したコンニャクを塚に納めた。
写真=針塚の前で手を合わす生徒たち
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