土師川にかかる高畑橋（福知山市水内−高畑）の架け替え工事が進められている。発注者の市都市計画課は「完成すれば長田野工業団地と国道１７５号、市東部地域と中心市街地のアクセス向上につながり、交通の流れが円滑になる」と期待する。２０１７年度の供用開始を目指している。

　都市計画道路・多保市正明寺線に架かる現在の高畑橋は、１９６０年に架設され、橋長は約１４０メートル。幅員は４・５メートルと狭く、車の離合が困難で、大型車の通行はできず迂回しなければならない。通勤時間帯には多くの車が通るが、小、中学生の通学路にもなっていて、歩道がないため危険で、これまでから地元や学校などは市へ改修要望をしていた。

　市によると、新橋は橋長約１８０メートル、幅員は従来の約２・５倍の１２メートルに拡幅。車道７メートル、両側にそれぞれ２・５メートルの歩道を設け、歩行者の安全を確保する。橋の中央部で比べると、新橋は約２０メートル上流へ移動するため、交差点改良も必要になってくる。


写真＝架け替え工事が進む高畑橋