風邪やインフルエンザの季節を迎えた。お茶どころ、福知山市私市の佐賀小学校(高田真也校長、31人)は、児童、教職員がお茶でうがいをして予防に努めている。
お茶は校区内の茶園で取れた茶葉を利用。茶に含まれるカテキンなどが細菌やウイルスを防ぐとして、毎年、同校では一日に2、3回実施している。今年は11月から始め、3学期終了まで続ける予定。
まれに風邪を引く児童はいるが、クラスや学校全体に広がることは、これまでほとんどないという。
■患者は徐々に増加 注意報レベルに近づく■
京都府内はインフルエンザが流行期レベルに入り、福知山市を管轄する府中丹西保健所管内でも次第に患者数が増え、注意報レベルに近づいている。
市内の一病院当たりの患者報告数は、昨年12月30日−1月5日(1週)が6・20、6日−12日(2週)が7・4。1定点当たりの患者報告数が1を超過すれば「流行入り」、10を超過すれば「注意報」、30を超過すると「警報」となる。
全国的にはA香港型が多く、中丹西管内ではA香港型とB型が多く確認されているという。夜久野中学校では14日午後から16日まで学校閉鎖となった。
府は9日、府内が流行期に入ったと発表。流行の拡大を懸念して、外出後のうがい、手洗い▽十分な栄養と休養を取る▽体調の悪い時は人ごみを避け、外出時はマスクを付ける−などを心掛け、万全の対策を取るように呼びかけている。
写真=一日に2、3回お茶うがいをしている佐賀小の児童たち
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