福知山市教委は、小中学校施設の耐震化などハード面での教育環境の改善に力を注いでいる。このうち福知山市北小谷ケ丘の桃映中学校(片山哲朗校長)では、築45年の北校舎の建て替え工事が、8月末の完成を目指して進められている。
北校舎は、老朽化などで耐久度が基準より低くなっており、生徒の安全を確保するため、昨年9月から建て替えに踏み切った。総事業費は約5億3千万円の見込み。
新校舎は、北校舎と同じく鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積は1803平方メートル。正門近くの駐車スペースに建てる予定で、普通教室6室のほか、理科室2室や調理室、第2職員室などを配置する。
今年度から旧市の6中学校でも給食が開始された関係で、新校舎には配膳室とランチルーム兼多目的ルームも確保することにしている。
現在は、基礎工事の前段階として、地下埋設物の移設工事などを実施。引き続き建設工事を進め、着工から約1年間での完成を目指す。
北校舎は、新校舎が完成したあと解体工事に入る。跡地の活用方法については、これから検討することになるが、学校は「第2グラウンドにしたい」と考えているという。
片山校長は「古くからある校舎が無くなってしまうのはとても寂しいことですが、生徒の安全が一番なので、やむを得ないです。新校舎が誕生すれば、生徒たちも気持ちを新たにして、さらに成長してもらいたい」と話している。
写真=北校舎の建て替え工事が着々と進んでいる
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