台風18号水害で被災し、臨時的に休園中の遷喬幼稚園の園舎を借りていた福知山市戸田の私立わかば保育園(小林伸園長、130人)が、年明けから元の場所で本格的に保育を再開させた。朝に園児たちが保護者に連れられて元気いっぱい登園。すっかり元通りになった園舎には、約4カ月ぶりに子どもたちの明るい声が響いた。
昨年9月、市内各地で猛威を振るった台風18号に伴う水害により、園にも床上約1メートルの泥水が流れ込み、甚大な被害を受けた。
その影響で、数日間の臨時休園措置をとったあと、園児減少により休園している市立遷喬幼稚園(石原)の園舎を借りて保育業務を行ってきた。
これと並行して、被災した園舎の泥かき、壁や床の改修などをし、ようやくすべての復旧作業が完了。「新たな気持ちでスタートを切ろう」と、新年6日から元の園舎に戻ることにした。
小林園長は「何もかも無くなったところからの再スタートで、ようやく戻ってこられたという気持ちが強いですね。たくさんの人たちから遊具や絵本などを提供して頂き、本当にお世話になりました」と感謝していた。
写真=被災前と変わらない園児たちの元気な様子に笑顔を見せる小林園長
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